澄み渡る空のように。

自由を求めて。その先にあるものを探して。


新絵心教室:005 シンプルだけど奥深い画材、鉛筆を使って「木」を描いてみた。

レッスン2「木」

さて、次のレッスンは「木」。

前回までは、絵の具を使って絵を描いていましたが、今回のレッスンは「鉛筆」を使って絵を描いていきます。

小学生の時から馴染みのある文房具ですが、これ一本でものすごく奥深い絵が描けてしまう魔法の画材なわけです。
(そういえば、小学生の頃はシャーペンが禁止で、字を書くときは鉛筆って決まってましたね。大体の学校がそういう方針らしく、持ち方や筆圧を身に付けるなどなど、いろいろな理由があるみたいです。)

『鉛筆画』で検索すると、「え?これモノクロ写真じゃないの??」レベルの絵がたくさん出てきます。
黒の鉛筆だけでここまで書けるのは、感動的ですよね。

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■ まずは輪郭線を描く

いつものようにグリッドを使い輪郭線を描きます。
輪郭線を描くのに使用する鉛筆は2H。薄くて固い鉛筆ですね。
鉛筆の芯も種類がたくさんあり、このソフトでは2H/HB/2Bの三種類が使えます。

鉛筆の色の濃さは黒鉛と粘土の割合で変わり、黒鉛が多くなるほど色が濃くなります。

表記でいうと、H(HARD:固い)の数が多くなるほど固く薄くなり、B(BLACK:黒い)の数が多くなるほど色が濃くなります。
濃い …3B/2B/B/HB/H/2H/3H… 薄い となります。

ちなみに、ものすごく濃い10Bの鉛筆や、ものすごい固い10Hの鉛筆が存在したり、HBとHの間にF(FIRM:しっかりした)という鉛筆が存在したりします。

10Hの鉛筆は、自分からすると色が出ているか疑問を感じざる負えないレベルですので、果たしてこんな種類豊富な鉛筆を使い分ける人がいるのか。

いるからこれだけの種類が存在してるんでしょうねきっと。

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■ 影、葉っぱを描く
HBの鉛筆を寝かせて、影と葉っぱの部分を塗ります。

このソフトは鉛筆を立たせて描く、寝かせて描くも選べます。
細かい部分を描くときは立たせて細い線を描き、広い範囲を塗るときは寝かせて塗ります。

実際の鉛筆を使うとなると、筆圧なども影響してくるので、一本の鉛筆から様々な質感を出すことができますね。

葉っぱのような部分を正確な輪郭線で描こうとすると、ものすごく細かくなってしまうので、そこは描きません。
一枚一枚を丁寧に描いていくこともしません。

葉っぱの部分は寝かせた鉛筆で、短い線をいくつも描いていき、葉っぱらしさを出します。

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■ ハッチングを使う

木の幹の部分をただ塗るだけでなく、細い線を何度も引いて塗っていると思います。この塗り方がハッチングです。
線の引き方を工夫することで、木が丸みを帯びたように見えますね。

ハッチングをするときは、細い線で何度も描くことになるので、鉛筆を立たせます。
また、線を増やせば増やすほど(密度を狭くするほど)濃く見えるので、ハッチングを使って細かい濃さの調節もできます。

また、葉っぱの部分にギザギザの線を入れることによって、葉っぱの形がよりしっかりと見えてきました。

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■ ハイライトを入れる

さいごに白い鉛筆を使ってハイライトを入れます。
これで完成!

鉛筆だけでここまで描くことができましたね。


前回 :
新絵心教室:004 『空気遠近法』を意識して絵を描いてみる。 - 遥かなる空の下で。
次回 :
新絵心教室:006 『グリッド』の説明をしながら、ミニレッスン『マッシュルーム』を描く。 - 遥かなる空の下で。